動物病院ブランディング

私たちが動物病院のブランディングを手がけるようになったのは、
今から20年以上前。たまたまご縁に恵まれ、ある動物病院の
ネーミングと看板デザインをお手伝いさせていただいたのがきっかけでした。

携わってみて初めて知った動物病院の世界。
広告デザインの世界で生きてきた私たちにとって
その世界は異質であると同時に独特で、
コミュニケーションやPRといった概念を敬遠しているように見えました。

知っている人だけが知っていて、知らない人には手がかりのない、閉じた世界。
この世界に広告デザインの手法を取り入れることができたなら、
より多くの人に安心を伝えていくことができるのに、と思いました。

それから幾年月。ご紹介で依頼をいただき、
そこからまた別のご紹介をいただく形で私たちの今日はあります。

ブランディングやデザインという言葉は意味の幅が広く、
商業主義的な匂いもあるので誤解されることがあり、
動物医療の世界にはなじまないと仰る先生も確かに存在します。

しかし、私たちが手がける動物病院ブランディングは
その先生、その病院のコンセプトが正しく伝わるよう見える化したり、
情報を整理したり、矛盾やノイズを取り除いたりすることです。
本質を伝え、課題を解決することで診療サービスを支え、
医療者と患者と地域社会のより良い関係性を構築できるような
コミュニケーションをデザインすることが目的です。
本質、課題、条件や事情はその病院その病院で全部異なりますので
パターン化による省力化や量産ができません。
ですので私たちのブランディングは、建物もロゴマークも
Webもツールデザインもすべてがオリジナルでの企画制作になります。

動物病院業界は、時代とともに大きく変化しています。
ブランディングを通じて、ご自身の病院のあり方とこれからを
真剣に考えていらっしゃる先生のお手伝いができれば幸いです。